2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2652ページ
ナイス数:55ナイス

氷姫―エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)氷姫―エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)感想
署長があまりにも嫌な奴で、読むのを何度も止めようと思ってしまった。
途中で思いがけない人間関係が出てきて、そこからは一気に。
三人の子どもの頃の恐怖を思うと、加害者に怒りを覚える。周りの大人たちは、どういう対応をすれば、子どもたちを少しでも救えたのか。
単なるミステリーで終わらないのが、やっぱり北欧ミステリーの醍醐味だと思った。

読了日:1月29日 著者:カミラレックバリ
ズルいくらい幸せな人がやっている 人生が思い通りになる「シンプル生活」ズルいくらい幸せな人がやっている 人生が思い通りになる「シンプル生活」感想
初めて読む作者さん。
「考えて答えの出ないことは悩むな」っていう一文があったけど、私が前々から口に出していた言葉。他にもワタナベさんが提案していることは、自然としていることばかりだったので、案外シンプル生活が送れているんじゃないかなって思った。
「自分をコントロールできるのは自分だけ。いいことだけを選んでコントロールすることも可能」「理想の生活を繰り返し脳内でイメージしてみる」難しいけど、心がけていきたい。

読了日:1月29日 著者:ワタナベ薫
流感想
暴力のシーンやパワーに溢れすぎた人たちが出ていたりして、混沌としたものが苦手なので、途中まで本当に読むのをやめようかと思った。 軍隊に入ってから、スムーズに読めるように。「日本が台湾を統治し、第二次世界大戦後は大陸から国民党の人たちがやって来て、台湾人が差別され台湾語の使用が禁じられた」とのこと。 勝手に台湾は中国の人たちが昔から住んでいたと思っていた。中国はスケールが違う。一族や兄弟分を大切にし、悲しいことや後悔を抱えていても、逞しく生きていくんだな、と。
読了日:1月26日 著者:東山彰良
ばけもの好む中将―平安不思議めぐり (集英社文庫)ばけもの好む中将―平安不思議めぐり (集英社文庫)感想
なんて素敵にジャパネスクの大ファンになって以来、平安時代を舞台とした作品を色々読んだけど、思ったものに出会えなかった。これは理想に近い。恋愛要素があると、もっと楽しめるかなと思うけど。解説で書かれているように現代と地続きということを感じる。宗孝の巻き込まれっぷりを楽しむ。 続刊があるみたいなので、また読みたい。
読了日:1月20日 著者:瀬川貴次
竹馬男の犯罪 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス)竹馬男の犯罪 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス)感想
おどろおどろしい雰囲気。探偵の口ぶりが時代ががっているので、明治大正昭和初期ぐらいが舞台かと思っていたら、携帯を使うシーンが出て来たから、意外に思った。
少し無理あるかなって思ったりもしたけど、この何とも言えない感じが気持ち悪いのに読むのをやめられなくて、この小説自体がサーカスが醸し出す雰囲気になっているように感じた。

読了日:1月18日 著者:井上雅彦
読めよ、さらば憂いなし読めよ、さらば憂いなし感想
あれもこれも読みたくなった!書評は、短い方が読みたくなる気持ちが高まると思った。
読了日:1月14日 著者:松田青子
悪女は自殺しない (創元推理文庫)悪女は自殺しない (創元推理文庫)感想
オリヴァーの?が思っていたのと違っていたので、ドイツの刊行順とも日本の刊行順とも違う順で読んでることに気がついた。
人間関係がごちゃごちゃしていて、なかなか区別が付かなかった…。最後の最後まで誰が犯人か全然分からなかった。
オリヴァーが第一作目から、格好いい。読んでない「深い疵」も早く読みたい。

読了日:1月12日 著者:ネレ・ノイハウス

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