2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2861ページ
ナイス数:55ナイス

村上さんのところ村上さんのところ感想
ユーモアが漂っていて、猫が好きなところが可愛いし、スワローズに対する愛が溢れているところも素敵!
でも届いたメールに対して、真摯に答えていて、ハッとする箇所も沢山あった。辛い環境の人を励ます言葉も優しさに溢れていた。
村上春樹の小説は読まないけど、エッセイとかは好きなら、村上主義者って名乗っても良いのかな。

読了日:2月25日 著者:村上春樹
カワサキ・キッド (朝日文庫)カワサキ・キッド (朝日文庫)感想
彼には上品なイメージを持っていたので、生い立ちに驚いた。
俳優やスポーツ選手との意外な交友関係を伺い知ることができた。
山岡久乃さんの厳しい演技指導がすごいと思った。確かに焼きそばパンを食べている姿は、ちょっと…。
こういう風に自分に厳しい人の話を読むと、もっと頑張らないといけないって思う。
東山さんだって、先人の姿から学んでいるのだから、私も違う形でもこの本を読んで学ぶことはあるはず。
読了日:2月24日 著者:東山紀之
水滸伝 8 青龍の章 (集英社文庫 き 3-51)水滸伝 8 青龍の章 (集英社文庫 き 3-51)感想
楊令の病気を治すための薬草を取ろうとして、事故死した鄭天寿の話を楊令にする場面で泣いてしまった。
馬桂の殺され方が酷い。林冲の妻のことといい、青蓮寺のやり方が汚くて腹立たい。
秦明将軍が公淑に惹かれていっているみたいなので、今までの流れから、次に亡くなるのは、この人かな…。
読了日:2月23日 著者:北方謙三
消滅 - VANISHING POINT消滅 - VANISHING POINT感想
先が気になって、あっという間に読み終えた。「僕たちをどこに連れていくのか」とあったけど、正にその通り。
ただ色んな人からの視点で人物描写がされているから、登場人物がこんがらかってきて、簡単な一覧を作ってみないと理解できなかった。
思わぬものが消滅してしまう展開で、語学が苦手な私は実際になくなってしまうと良いなと思った。
最後は、ちょっと呆気なく終わってしまった感じもするけど、まぁ良かった。
「二度と来ない九月が去り、二度と来ない十月がやってくるのだ」という一文が心に残った。

読了日:2月19日 著者:恩田陸
ゴーン・ガール 上 (小学館文庫)ゴーン・ガール 上 (小学館文庫)感想
ニックもエイミーもイヤな感じで、読み進めるのが辛い。だけど先も気になる。
(結局、下巻の中盤で読むのを止めてしまった。登場人物の誰もが不快で、もう最後がどうなろうと、どうでも良くなってしまった。下巻のあらすじに「イヤミス」って書いてあったけど、こういうジャンルは、私には合わないな…と思った。読むのを止めると決めて、気持ちがすっきり!)

読了日:2月17日 著者:ギリアンフリン
タッグ 私の相棒タッグ 私の相棒感想
7人の作家による相棒をテーマにしたアンソロジー。初めて読む作家さんが多かった。祖父が骨董商の話が面白かった。あと、パトレイバーのあの二人が結婚したことが分かったのが嬉しかった。
読了日:2月12日 著者:
消されかけた男 (新潮文庫)消されかけた男 (新潮文庫)感想
最初で、ええっ⁉︎ってなって、亡命が成功するのか、ハラハラしながら読んだ。
訳が新しかったらなぁ。
シリーズらしいけど、この後どうなるんやろう。

読了日:2月12日 著者:ブライアンフリーマントル
戦場のコックたち戦場のコックたち感想
戦争の話は、ほとんど読まへんねんけど、すごくすごく良かった!
まるで翻訳本を読んでいる感じ。悲惨なことも起こるけど、悲壮感があまりなく淡々とした語り口が良かった。
戦場のいつ戦いが始まるのか分からない不安定な空気とか、一緒に戦ってきた仲間が死んでいくとか、身につまされた。
やっぱり戦争は、イヤだ。

読了日:2月5日 著者:深緑野分

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