2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:5002ページ
ナイス数:126ナイス

二度のお別れ (創元推理文庫)二度のお別れ (創元推理文庫)感想
初めて読む作家さん。予想した通りの結末であっけなかった…。コンビが地味ってことで、大賞がもらえへんかったみたいやけど、良いコンビで大阪弁もとぼけた感じがして、やりとりは面白かった。
読了日:12月29日 著者:黒川博行
鍵の掛かった男鍵の掛かった男感想
いつもは警察に呼ばれ、殺人と分かっている事件を捜査するのに、今回は自殺と警察が判断を下した件について、依頼を受けて捜査。
梨田さんの過去を深く掘り下げているので、ただ死んだ人という扱いでなかったのが良かった。この残りページ数でどうなるの?って思うぐらい、最後まで分からず面白かった。

読了日:12月27日 著者:有栖川有栖
君の膵臓をたべたい君の膵臓をたべたい感想
本屋さんの目立つところに置いてあったので、手に取ってみたけど、私には合わなかった。若い人向きな感じ。
名前をそこまで隠さないといけない理由も分からなかったし、病気も詳しい描写がないから便利に使っている感じもしたし、会話文も変に気取っていて気持ち悪かった。
アマゾンの内容紹介の「全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!」も、大げさ。

読了日:12月25日 著者:住野よる
特捜部Q―吊された少女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)特捜部Q―吊された少女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
いつの間にかQが創設されてから、7年も経っていることに驚き。モーナとも別れてるし。自分が置いてけぼりをくらった気分。
細い細い糸を手繰り寄せて、結末まで持っていくのがすごい。
ピルヨのパートは、まるで自分がピルヨになったかのように、ハラハラドキドキで、先が気になって、半分から一気読み。
こんな救いのない終わり方って…Qのメンバーみんなが満身創痍で、どうなっていくのか。早く次回作が読みたい!
読了日:12月24日 著者:ユッシエーズラ・オールスン
図書室で暮らしたい図書室で暮らしたい感想
文章はエッセイにしては堅めだけど、性格の合わない感じの人のエッセイ?を読んだ後だったので、温かい気持ちになれた。
年が近いから感覚が似ていて、読んでいて、共感できるところがたくさんあった。こういう風に気持ちとか感覚を文章で表現できるのって良いなぁ。
グチグチ思ったりするより、週刊エッセイの「なりたい大人」のような人な心配りできる人になりたいと思った。

読了日:12月21日 著者:辻村深月
セクシュアリティの多様性を踏みにじる暴力と虐待―差別と沈黙のはざまで (アムネスティ・ジェンダーレポート)セクシュアリティの多様性を踏みにじる暴力と虐待―差別と沈黙のはざまで (アムネスティ・ジェンダーレポート)感想
同性愛が犯罪の国があり、性的指向に基づいて難民として保護を求めることや、1992年までWHOでさえも同性愛を疾病としていたことに驚いた。
LGBTの人々に対する差別や暴力が不当でないと何故思えるのか。激しい怒りを覚える。
LGBTの人々を特別扱いしろというのではない。 他人の権利を侵害しない限りはどのような性的指向を持ち、どのような嗜好を持っていても良いのではないのか。
LGBTの人々が不満の捌け口になっていることは、政府などに加害者が上手く利用されていることに気がつくべきだ。

読了日:12月19日 著者:
高峰秀子 旅の流儀 (とんぼの本)高峰秀子 旅の流儀 (とんぼの本)感想
高峰さんのエッセイなどを旅をテーマに纏め、高峰さんが亡くなった後、松山善三さんと娘の斎藤さんでパリを訪問したことも。
飛行機の中でも新幹線の中でも眠らなかったというのがすごい。確かに寝ている姿を他人には見せたくないし、有名人にとっては、その気持ちも強いだろう。
見たことない高峰さんの写真が見れてよかった。綺麗。斎藤さんが甘えている様子が書かれていて、すごく微笑ましい。

読了日:12月17日 著者:
お疲れ女子のための体力&時間"省エネ"術 40歳からのらくらくシンプルライフお疲れ女子のための体力&時間"省エネ"術 40歳からのらくらくシンプルライフ感想
40歳になっていないけど、疲れやすいので、手にとってみた。でも読んで後悔。お年頃女子ってなに⁉︎ハートを多用していて女子高生でもあるまいし、痛々しい。家族の愚痴みたいなのも書いてあって、いくら疲れていても…と思った。こんな人が自分のお母さんだったら悲しい。「精神世界に思いをはせている暇なんかない」だけ同感。40代になってから読み返すと、また違った感想を持つのかなあ…。できれば、こんな40代にはなりたくないな。
読了日:12月16日 著者:横森理香
(052)なぜ、時間管理のプロは健康なのか? (ポプラ新書)(052)なぜ、時間管理のプロは健康なのか? (ポプラ新書)感想
自分でも専門家ではないと断りを入れてるし、佐々木さんに向いた健康法って感じ。 だから 、体と食生活のパートは参考にならへんかった。でも「心を安定は、自分で作ろう」は、良かった。特に「悩み」を「課題」に置き換えるというのが、解決するかも!と思えて、気持ちが軽くなる。前向きな言葉を使っていきたい。
読了日:12月16日 著者:佐々木かをり
異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)感想
宗教画を見るときに誰なのかを判別するために持ち物に注意していたけど、図像学という言葉をは、の本で初めて知った。危険な図像があるかどうかはともかく、図像のことや登場人物の過去がストーリーに上手く絡ませてあって読みやすく面白かった。もっと勉強して、作者が絵に込めたものを読み取れるようになりたい。
読了日:12月15日 著者:谷瑞恵
高峰秀子かく語りき高峰秀子かく語りき感想
あまりに分野の違う人との対談は、普通の世間話っぽくて面白くなかったけど、俳優や作家との対談は生き生きしているように思った。
始めの方は、イメージを壊さないようにとしている感じで、私生活では「わたしの渡世日記」で書かれている養母との確執があったなんて窺い知れない。昔の知らない俳優の名前が出てきて、ネットで調べるのも楽しかった!『つまり一緒に痛いんですよ、夫も。家族や夫婦と言うのはそういうもんでしょ。』肝に銘じようと思う。

読了日:12月14日 著者:高峰秀子,斎藤明美
スキン・コレクタースキン・コレクター感想
だんだん慣れてきて、途中の驚きはなくなってきているけど、今回は残りページが少なくなって、もうないだろうと思っているところにどんでん返しが色々来たので、おぉっ!って感じで面白かった。まさかのライバルも復活やし。ロンの回復を願う。
読了日:12月10日 著者:ジェフリーディーヴァー
「限りなく少なく」豊かに生きる「限りなく少なく」豊かに生きる感想
フランス人が書いているけど、日本で教鞭をとっていたり義妹が日本人だったりして、日本のことにも触れられていて、とっつきやすい。
ほんの少しのセンスで「時間」を豊かに使う。
一番自分ができていないこと。なかなか実践できていない。

読了日:12月9日 著者:ドミニック・ローホー
秘密機関(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)秘密機関(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
ブラウンが誰か確信が最後まで持てず、ハラハラ。90年前に書かれた作品とは思えなくて、かなり面白かった。題名で損してる気がする。
読了日:12月8日 著者:アガサ・クリスティー
ラプラスの魔女ラプラスの魔女感想
誰にも感情移入できひんし、視点がコロコロ変わって読みにくかった。
あんまり先も気にならへんかった( 同時に読んでるクリスティの方が先が気になるぐらい)映像化しやすそうだなぁ、ぐらい。
いつも予測が甘くてバタバタしてしまうので、羨ましい能力ではある。

読了日:12月3日 著者:東野圭吾

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