2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3918ページ
ナイス数:46ナイス

学生時代にやらなくてもいい20のこと学生時代にやらなくてもいい20のこと感想
早稲田大学在学中にデビュー、沢山作品もあるし映像化もされていて、しっかり就職もしてラジオのレギュラー番組まで持っている人なので、何でも器用にこなす人だと思っていた。このエッセイの中でも困ったことに遭いつつも、こうやって面白い文章にできているのだから、やっぱりすごいなあ。特にFP講座の話やスマートフォンの機種変の話、お母さんの免許証のカスタマイズの話がとても面白かった。
読了日:11月30日 著者:朝井リョウ
愚か者死すべし愚か者死すべし感想
2004年なんて、ついこないだのよう。
沢崎が携帯を持っていないことに無理はないのか。
ヒルな台詞も多くなく、 格好良いシーンが少なくて残念。

読了日:11月30日 著者:原リョウ
帳簿の世界史帳簿の世界史感想
「会計が文化の中に組み込まれていた社会は繁栄する」
「厳正な会計はよき事業のみならず、よき統治に欠かせない 」などなど、経理の仕事をしていた私には、我が意を得たり。
でも、「アウグストゥスが帳簿をつける物語など、全然魅力的ではないのである。」で、やっぱり仕事的には地味…。
公認会計士が鉄道の発達によるもの、フランス絶対王政の凋落に会計も絡んでいるというのが面白かった。
日本の帳簿の歴史が巻末に。日本人の気性に合っていたのか。

読了日:11月25日 著者:ジェイコブソール
水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫 き 3-50)水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫 き 3-50)感想
林冲の登場が格好良かった。
独竜岡での戦いが次巻の始まりかと思っていたら、雷横、阮小五に続いて最後に時遷まで!馬桂が憎々しい。

読了日:11月24日 著者:北方謙三
教団X教団X感想
自分の中で消化しきれない。
苦手な描写がたくさんあったし、それが必要だとは思えなかった。全体的に作り物めいていて気持ちの悪い話で、又吉さんが薦めていたけど…。
しいて言うなら、四十九日の芳子の言葉が良かった。

読了日:11月19日 著者:中村文則
天国でまた会おう天国でまた会おう感想
メルランがお金を受け取ったときには、どうなることかと。
題名が格好良くて惹かれて読んだ。 冒険小説とのことやったけど、登場人物も話も何か気持ち悪かった。
何で、エドゥアールが顔を治さなかったのか。
最後に「ルイーズが40年代の初めに再び見出されるまでは」ってあったけど、何があったのか気になる。
私が子供の頃には、お祭りとか人が集まるところに手足を失った傷痍人がいはって、子供心に怖かったことを思い出した。子どもでよく分からなかったけど、国からしっかりとした補償がないということだったのだろうか。

読了日:11月19日 著者:ピエールルメートル,PierreLemaitre
緑衣の女緑衣の女感想
行ったことのないアイスランドが少しだけ身近に感じる。
弱い者に手を上げるなんて、本当に許せない。
暴力のシーンは辛くて読めなかった。
でも単に暴力の出てくるエンタメ小説ではない。DVをとても憎む気持ちで書かれた本。
訳者のあとがきで、アイスランドは、霊能者がそんなに珍しくない。夢の話を同僚とする。というのが興味深かった。

読了日:11月13日 著者:アーナルデュル・インドリダソン
王とサーカス王とサーカス感想
ネパールが舞台である必要もナラヤンヒティ王宮事件をからませる必要を感じなかった。
逆に何故ネパールが舞台なのかが気になって物語に入っていけなかった。
「安全な場所から残酷なものを見たいという根本的な欲望に応えることになる」とあったけど、少なくとも私はそんな風に思ってないな。みんなが残酷な目に遭わない方が良いと思っている。

読了日:11月11日 著者:米澤穂信
さらば長き眠りさらば長き眠り感想
またまた沢崎が格好良かった!文章も重厚で、一人称が苦手でも惹きつけられる。
「天使たちの探偵」に出てきた人たちも、登場。
渡辺さんが病死してしまったし、もう錦織警部とか橋爪とか出てこないのかな。橋爪の変わりやすい気分は怖いところがあったけど、沢崎とのやりとりが好き。

読了日:11月5日 著者:原りょう
天使たちの探偵天使たちの探偵
読了日:11月1日 著者:原りょう

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