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2015年2月の読書メーター
読んだ本の数：10冊
読んだページ数：3190ページ
ナイス数：91ナイス

自覚: 隠蔽捜査5.5の感想
竜崎の周りの人々の目線で、竜崎がどういう風に見えたり竜崎の言葉によって先入観を取り払われたりする短編集。
軽くてすぐに読み終わったけど、竜崎の言葉には力があるし、彼の言動に振り回されたりする周囲がとても面白かった。上手く行きすぎな感はあるけど。

読了日：2月24日 著者：今野敏
パレートの誤算の感想
最後を読むまでずっと「パレードの誤算」と間違っていて、どういう意味だろうと思っていた。
上手に生活保護の不正受給のことやバレートの法則が絡めてあって、面白かった。
生活保護の不正受給のことが問題になっているけど、本当に困ってる人たちに行き渡ることを願う。

読了日：2月22日 著者：柚月裕子
その女アレックス (文春文庫)の感想
残虐な物語だと前評判で知っていたけれど、第三部は特に辛くて辛くて早く読み終わりたくなった。
Ａだと思っていたのに、実はＢで…でも！っていう感じの転換がすごくて、どう着地するのかが分からなくて、一気読み。
「真実ではなく正義ですよ」ってことは…。
読了日：2月20日 著者：ピエールルメートル
そして夜は甦るの感想
沢崎の台詞が格好良い。
30年近く前に書かれた本やけど、全く古さを感じない。逆に携帯を持っていないことで、時間や他人に振り回されていないところが沢崎の格好良さを増していると思う。
向坂兄弟は、あの兄弟をモデルにしてると思ったけど、これが書かれた頃には、まだ知事になれてなかったんやなぁ。弟のことは詳しく知らないけれど、ああいうこと言うてても、おかしくないって思ってしまった…。
読了日：2月19日 著者：原〓
K2 池袋署刑事課 神崎・黒木の感想
とても読みやすかった。初めての作家で、今野敏に似てるように思った。
「教場」を読んだときにも思ったけど、警察官の同期って、やっぱりすごく特別やねんなぁ。
七話の中では「因縁」と「決別」が好き。
今、池袋の近くに住んでいるからか、親近感を持って読めた。続編が出れば読みたいな。
読了日：2月15日 著者：横関大
高峰秀子の言葉の感想
高峰秀子さんご本人のエッセイや、斎藤明美さんの高峰さんに関する本は、
何冊も読んでいるので、知っているエピソードばかり。
それでも、高峰さんの言葉に触れたくて読んでしまう。
「人はあんたが思うほど、あんたのことなんか考えちゃいませんよ」「忙しい時ほど余裕を持たなきゃいけないよ」「食べる時は一所懸命食べると良いよ」「緊張してたら太りませんッ」ああ、耳が痛い。
読了日：2月13日 著者：斎藤明美
(038)泡沫候補: 彼らはなぜ立候補するのか (ポプラ新書)の感想
以前から、当選する見込みが薄いのになぜ立候補するのだろう？と思っていた人たちの動機が知りたくて読んだ。
マック赤坂のことが中心。
途中まで、マック赤坂やばい！って思いながら読んでたけど、彼の息子のインタビューを読んで少しだけ変わった。変な人には違いないけど。確かに真面目な格好で真面目に政見放送をしても、誰も興味を持てないだろう。（実際、欠かさず選挙に行っている私もほとんど見たことがない）
泡沫候補と言われても、何もしていない人よりははるかに考えている人たちだと思った。
読了日：2月12日 著者：藤岡利充
暗き炎 下 チューダー王朝弁護士シャードレイク (集英社文庫)の感想
エリザベスの事件は、さらっと流されたような。
歴史を知らないから、びっくりの思わぬ展開。
新しい仲間も加わったみたいやし、続編もあるので早く読みたい。
読了日：2月7日 著者：C.J.サンソム
暗き炎 上 チューダー王朝弁護士シャードレイク (集英社文庫)の感想
前の本の犯人が何となくしか思い出せない。ストーリーより文化や思想を楽しむ本ということで。
この前読んだ「エルサレムから来た悪魔」より200年ぐらい後。
シャードレイクたちが解っていない、ギリシャ火薬が何か分かってるので、もどかしい。
全く犯人の見当がつかないまま、下巻へ。
読了日：2月6日 著者：C.J.サンソム
魔術師の視線の感想
１０年ぶりぐらいに、本多さんの本を読んだ。記憶より硬い文章だった。
日本のメディアの問題点(スポンサーに優しいニュース)が上手に盛り込まれていて、一気読み。
中東に取材に行く人の話が出てきて、心が痛んだ。
ラストがとても恐ろしい。でも、納得できないなぁ。
読了日：2月3日 著者：本多孝好

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