2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4395ページ
ナイス数:61ナイス

水滸伝 16 馳驟の章水滸伝 16 馳驟の章感想
武力と武力のぶつかりより、こういう頭脳戦みたいな方がドキドキして辛い。
孫ニ娘の旦那さんが2人とも殺されてることになってしまった。結構好きだった紫進も。
阮小七たちが酔っ払った顧大嫂と孫ニ娘に絡まれているシーンが面白かった。
読了日:10月30日 著者:北方謙三
おいしいおはなし: 台所のエッセイ集 (ちくま文庫)おいしいおはなし: 台所のエッセイ集 (ちくま文庫)感想
高峰秀子さんが選んだ、色々なタイプの食に関するエッセイ。
つい先日亡くなった、ご主人の松山善三さんの文章も。
向田邦子さんのエッセイに最後の晩餐の話が出てきて、悲しくなった。こういうのって、何気なく書いたんだろうけど…。
ちょうど作ろうと思っていた常夜鍋のレシピが載っていて、嬉しかった!
土井勝さんの「味には、つくる人の肉体的、精神的な健康状態が、正確にあらわれるものです」息子さんにその心得がきちんと伝わっているなぁ。私も丁寧に作ろう。
読了日:10月27日 著者:
法廷外弁護士・相楽圭  はじまりはモヒートで法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで感想
キャラクターも個性があるしスカッとする場面もあって、なかなか面白かった。こういう話は、女性の登場人物がきーきー五月蠅いイメージがあって、苦手なんやけど、いい感じに奈々ちゃんが流されてくれるっていう。また続編が出るといいな。
読了日:10月27日 著者:石川智健
残穢 (新潮文庫)残穢 (新潮文庫)感想
冷静な分析が逆に怖さを煽る。台所の蛇口に誰かの顔が…とか、怖すぎ!
過去に何があったのか賃貸に住むのが怖くなってくる…(今の家は畑だろうけど)
実家の周りも開発により、転出していった家があったなぁ。そういう家があったことを覚えている人もいなくなってくる。土地の記憶という言葉が印象に残った。
読了日:10月20日 著者:小野不由美
にんげんのおへそ (新潮文庫)にんげんのおへそ (新潮文庫)感想
再読。
癖のある文章が好き。
昔の著名人の名前が出てくると、その時代を思い(生まれていなくても)懐かしく感じたり、想像を巡らせるのが楽しい。
読了日:10月19日 著者:高峰秀子
「ニセ医学」に騙されないために   危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!感想
顧客を増やすため、万能を謳う/すべての医療行為には、メリットとデメリットがあり、メリットが上回れば薬を使う/病気を治すほどの効果があるなら、副作用があってもおかしくない/冷静に判断できない状態になる前に、食事療法の限界や他の代替医療などの正しい知識を知っておく。
なるほど!って思うことが沢山書いてあった。特に「体験談は、事実であったとしても、根拠にはならない 」は、心に留めておきたい。あと全然知らない代替医療の紹介も。
ただ騙されている最中の人は、こういう本読まへんやろね…。
読了日:10月19日 著者:NATROM
フィンランド人が教えるほんとうのシンプルフィンランド人が教えるほんとうのシンプル感想
フィンランドとは気候風土や社会構造、文化も人口数も違うのだから、フィンランドはこんな風に過ごしている人がたくさんいますよーっていう紹介に過ぎないと思った。参考にするのは無理。
ただサマーコテージは、とても羨ましかった。以前、魚が跳ねる音しか聞こえない湖に行ったことがあり、あのときのリラックスした気分を思い出した。
読了日:10月17日 著者:モニカ・ルーッコネン
日本語の古典 (岩波新書)日本語の古典 (岩波新書)感想
古典を読むことは、物の見方を相対化することだと、古典を読む意味合いが最初に挙げられていた。
語り口が優しく。先生の授業を聞いているかのよう。
それぞれの時代から古典が取り上げられているけど、私は平安時代ぐらいの物語が好きなんだなって思った。
古文の文法が得意だったら、原文でもっと楽しめるのになぁ。
読了日:10月17日 著者:山口仲美
去就: 隠蔽捜査6去就: 隠蔽捜査6感想
今回も面白かった。いつも同じパターンといえば、そうなんやけど、原理原則を通す竜崎の姿勢は気持ちが良い。
「小者には腹も立たない」とか言うてみたい。

読了日:10月14日 著者:今野敏
黄昏の彼女たち〈下〉 (創元推理文庫)黄昏の彼女たち〈下〉 (創元推理文庫)感想
フランシスに感情移入しすぎて、動悸が止まらず。ページを追うのももどかしい。読み終わってからフランシスとリリーは、今後どうなっていくのかなぁ…と想像を巡らせた。第二次大戦も生き抜いて、年老いてから二人で暮らしたりとか?
第一次世界大戦第二次世界大戦の間は、つかの間の平和な時代だと思っていたけど、帰還兵だけでなく国に残った人たちにも影響を与えていたとは。
解説で「天国でまた会おう」を挙げていて、〈大戦間小説〉というジャンルを知った。こんなはずじゃなかったという気持ちが描かれているのかな。気になる。
読了日:10月13日 著者:サラ・ウォーターズ
自律神経が整う時間コントロール術 (実用単行本)自律神経が整う時間コントロール術 (実用単行本)感想
時間コントロール術と言うのはちょっと違うような気がするけど、読んでよかった本。
ほんのささいなことで自律神経は狂うんだなと思った。
副交感神経が上がれば良いことばかりだと思っていたけど、交感神経とのバランスが重要なことがわかった。
ゆっくりとした動作が自律神経を整える/深い呼吸でも整えられる/朝にコップ一杯の水を飲むのも良い
実践していきたい。
読了日:10月13日 著者:小林弘幸
図書館の魔女 烏の伝言図書館の魔女 烏の伝言感想
前作でも思ったが、食べ物の描写が美味しそう。
キリヒトが出てこなかったのが残念やけど、あれ?って引っかかった伏線の回収が気持ち良い。
前作で、もう出てこないかと思ったヴァーシャが格好良かった。
仮名より本字が難しいっていう話に納得。
「文字を読むこと」がどういうことなのか、考えさせられる話だった。
読了日:10月12日 著者:高田大介
短時間で「完全集中」するメソッド短時間で「完全集中」するメソッド感想
とても良い本だった。 未来の自分に期待しない/自分の声に邪魔されない/裏切ることが習慣になっていないか/自分に向けて宣言する/集中に邪魔な雑念はすべてメモ/すぐに調べない…など、いくつかやってみたら集中できたので、これからも心がけていきたい。
読了日:10月6日 著者:佐々木正悟
黄昏の彼女たち〈上〉 (創元推理文庫)黄昏の彼女たち〈上〉 (創元推理文庫)感想
いつ二人の関係が周りにばれるのかとヒヤヒヤして、読むのが辛い。
ウォーターズの作品やから、このままで終わるとは思えへんけど、今のところ恋愛小説にしか思えない。
早く下巻も読んで、ほっとしたい。

読了日:10月3日 著者:サラ・ウォーターズ

読書メーター