2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5034ページ
ナイス数:52ナイス

もっとも暗い場所へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)もっとも暗い場所へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
ここまでひどく直接的な暴力は受けたことはないが、似たような追いつめられた経験があるので、昔を思い出して不安定な気持ちになった。せっかく離れられたのに、自分から取り戻そうとしてしまうのもよく分かる。 また強迫神経症の描写がリアルで、読んでて辛かった。
読了日:6月28日 著者:エリザベスヘインズ
カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉
読了日:6月27日 著者:クリフォード・ストール
カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉
読了日:6月26日 著者:クリフォード・ストール
生理用品の社会史: タブーから一大ビジネスへ生理用品の社会史: タブーから一大ビジネスへ感想
戦後になっても存在していたという月経小屋には腹が立った。 反対にアンネ社のお蔭で不便さが軽減され、月経観まで変化したとは。アンネ社の広告はおしゃれ。 布ナプキンに対して、かなり否定的だったが同じく。使いたい人が使えば良い。ただ医学的な根拠もなさそうなのに効用や月経観の変化や、自尊感情の向上などを声高に主張されると、私には胡散臭い物にしか映らない。
読了日:6月18日 著者:田中ひかる
ルーマニアの森の修道院 (私のとっておき)ルーマニアの森の修道院 (私のとっておき)感想
表紙は綺麗なんだけど、中身はすかすか。
写真も小さいし、文章も走り書きしたブログの文章みたい。ルーマニア修道院の良さや修道院の暮らしぶりも分からず。全体的に残念な本だった。
読了日:6月17日 著者:ノリカパナヨッタ
オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴンオール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴン感想
予定通り、うまく収まった感じ。
年に一冊やから、楽しく読めるんやろなぁ。続けて何冊も読んだら、上手くいきすぎって思ってしまいそう。
ドラマのキャストが思い浮かぶことなく読んだ。ドラマもすごく良かったので、別物として私の中では棲み分けできていたのか。
勘一のデジタルに対する「匂い」の考え方と「残ってこそ〈古いもん〉」の言葉が良かった。

読了日:6月15日 著者:小路幸也
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
4編収録されている。前2編はアッコと呼ばれるパワフルな女性が登場して、ノーと言えない主人公にパワーを与える話。
派遣社員と正社員のバレンタインの話、同じような体験したことあり。アルバイトや派遣社員の方が渡したくないっていう逆のパターンやったけど、ものすごく揉めまくったなぁ。若かった私は口をはさめず、成り行きを見守るだけ。
男性にもぎすぎすしたムードを感じさせてたし、そんなに欲しくなかったんじゃ…?って、今は思う。
後半はアッコさんがほとんど出ず、面白くなかった。
読了日:6月13日 著者:柚木麻子
湿地 (Reykjavik Thriller)湿地 (Reykjavik Thriller)感想
ガラスの鍵賞を受賞した作品。推理小説っていうより、警察小説として読んだ。翻訳者の著者へのインタビューで女性に対する暴力の正体を男たちに知らせたい、辛くてもどうしても書かなければならないとのこと。性暴力が単なるストーリーのパーツとして扱われておらず、作家としての覚悟を感じた。シリーズは11作出ていて、翻訳されているのは2作のみ。他の作品も読みたいな。
読了日:6月13日 著者:アーナルデュル・インドリダソン
少年たちの密室 (講談社ノベルス)少年たちの密室 (講談社ノベルス)感想
辛い話だった。
地震といじめの話。現実と重なる。

読了日:6月12日 著者:古処誠二
LONESOME隼人 獄中からの手紙LONESOME隼人 獄中からの手紙感想
単語を英語(カタカナ)で表してあって、読みにくかった。もっとたくさんの短歌が読みたかった。
色々刑務所内の暮らしが描かれていたが、英語の人種差別用語が白人が使用する言葉に偏っているという点が興味深かった。こんなところにも白人優位があるとは。
短歌は難解でなく、ダイレクトに響いてくる。『母さんに「直ぐ帰るから待ってて」と告げて渡米し三十六年経ちぬ』など、母を思う歌に涙。
読了日:6月12日 著者:郷隼人
神去なあなあ日常神去なあなあ日常感想
三浦しをんのエッセイは好きだけど、小説はあんまり当たりない(風が強く吹いていると舟を編むぐらい。前者は大好き!)
これも、あんまりピンと来なかった。林業の大変さや重要さは伝わってきた。
100年先を見据えた、大切な仕事だと思う。
でも主人公がつけてる手記?っていう体裁だからか、臨場感が少なく淡々としていて、登場人物にもストーリーにも惹きつけられなかった。
続編は保留。
読了日:6月11日 著者:三浦しをん
長い腕 (角川文庫)長い腕 (角川文庫)感想
気持ち悪い話だった。黒い家を思い出した。
主人公の淡々とした感じには共感が持てるけど、何故事件の調査を始めるのかはわからなかった。
?もあるとのことで読んでみよう。
読了日:6月10日 著者:川崎草志
特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
1987年の部分に心が痛んだ。
北欧=福祉大国だと思っていたのに、こんなおぞましいことが、戦後になってもデンマークで行われていたとは。
移民の受け入れも盛んで軋轢を生んでいるのは、日本が移民の受け入れを始めたら起こりうる事象で、遠い国の出来事ではなくなる。
読了日:6月8日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
医学探偵の歴史事件簿 (岩波新書)医学探偵の歴史事件簿 (岩波新書)感想
歴史上の人物を医学的見地から見た本。あまり考えたことのなかった視点で面白かった。
独裁者の被害妄想が激しくなるのは、どこの国も同じ。医者に対しても。
T4作戦と呼ばれたヒトラー政権下のドイツの安楽死政策は恐ろしい。でも一番悲惨なのはマリーアントワネットとルイ16世の息子の最期。子供なのに…
読了日:6月6日 著者:小長谷正明
あまからカルテットあまからカルテット感想
個性の違う四人の女性の友情の話。女性同士の友情の話は苦手やけど、嫉妬や妬みがメインでなく、明るく励まされる感じがとても良かった。
出てくる食べ物も美味しそう。特にラー油。参考文献に載ってるのかな。作りたい。
最後のおせちでカルテットの先がどうなるのか本当にどきどきした。
読了日:6月5日 著者:柚木麻子
同期 (講談社文庫)同期 (講談社文庫)
読了日:6月3日 著者:今野敏

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